ブロックチェーンってどんな仕組みなの?
オンチェーンとオフチェーンがあるみたいだけど、何が違うの?
こんな悩みを解決します。
本記事の内容
- ブロックチェーンの仕組み
- ブロックチェーンの活用方法
- オンチェーンとオフチェーンの違い
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は、独立して10年になります。趣味が仕事になり今では月に8桁以上稼げるようになりました。
仮想通貨やNFTに触れてみて初めて「ブロックチェーン」という言葉を知った、という人も多いと思います。
ブロックチェーンとは、取引履歴をチェーンのように連携して記録する技術のことです。
この技術を駆使することで、仮想通貨やNFTのデータを偽装や破壊から守っています。
と言われてもピンとこないのは、普通のことです。
この記事では、ブロックチェーンの仕組みや活用方法をわかりやすく解説します。
さらに、ブロックチェーンを活用した記録方法である「オンチェーン」や「オフチェーン」の違いについてもお伝えします。
これから仮想通貨やNFTを効率的に取引したいと思っている人は、参考にしてみてください。
もくじ
ブロックチェーンの仕組みとは?特徴を解説
ブロックチェーンを簡単に説明すると、データを保存する技術のひとつです。
データ保存の技術としては例えばクラウドのデータベースなどがあげられますが、ブロックチェーンにしかない徹底的な特徴は下記があげられます。
- 取引履歴を消せない
- 改ざんが難しい
- システムダウンがない
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
ブロックチェーンの仕組み①:取引履歴を消せない
ブロックチェーンでは一度記録された取引履歴を消すことができない仕組みとなっています。
取引履歴は誰にでもみられるよう公に公開されるため、ブロックチェーンを利用する全ての人が取引の承認となります。
ブロックチェーンの仕組み②:改ざんが難しい
「チェーン状」に取引履歴を残す技術なので、新たな取引は古い取引の後にくっついて記録されていく仕組みになっています。
過去の記録を改ざんしようとしたら、その後の取引内容も全て改ざんする必要があるため、不正をするのは不可能な技術と言われています。
ブロックチェーンの仕組み③:システムダウンがない
例えばクラウドのデータベースでは、管理者がサービス停止をすることでシステムダウンを起こしたり、悪意を持って内容をすりかえることができました。
一方でブロックチェーンでは、全てのユーザーがそれぞれ取引履歴をコピーして保存しているため、一度記録された取引は誰がどんな手を使っても消去されず残り続けます。
ブロックチェーンは公正な取引履歴を確実に残せる技術として、重宝されているということです。
ブロックチェーンと仮想通貨の関係性とは?生みの親は日本人?
よく「ブロックチェーンってビットコインのことでしょ?」と勘違いされていることがありますが、同一のものではありません。
ブロックチェーン自体は2008年にコンセプトが発表された技術です。
そして翌年2009年にビットコインを支えるための技術として活用され、世に名を知らしめました。
ブロックチェーンやビットコインの生みの親と言われているのは「サトシ・ナカモト」と呼ばれる存在です。
日本人のような名前ではあるものの正体は明かされておらず、人ではなく組織であると言う人もいます。
サトシ・ナカモトさんがビットコインを生み出した理由は、誰しもが公正に取引をして記録ができる方法を求めていたからです。
政府が経済へ介入し改ざんすることを嫌ったため、誰にも改ざんができないブロックチェーン技術の開発にいたったと言われています。
ブロックチェーン自体は既存技術を組み合わせて作られたもので、今ではビットコインをはじめ多くの仮想通貨およびNFT取引の土台として利用されています。
オンチェーンとは?→ブロックチェーンにオンタイムで記録すること
「オンチェーン」と「オフチェーン」の違いは、常にブロックチェーン上に記録を残すかどうかです。
オンチェーンとは、「常に誰かにみられているオンライン上で取引をしている」ようなイメージと言えばわかりやすいかもしれません。
送金先のアドレスや送金内容を、取引が行われたタイミングでブロックチェーン上に直接記録するのが特徴です。
オンチェーンのメリットとは?
オンチェーンの取引はブロックチェーンへ直接記録を残すため、取引所などを通しません。
誰にでもみられる公の情報として全ての取引が記録されるため、改ざんすることが不可能になります。
取引に関する全ての情報をちくいち記録するため情報量が多くなるぶん、安全性が非常に高いです。
絶対に改ざんされては困る内容の取引や、一度きりの取引の場合にメリットが大きいと言えます。
オンチェーンのデメリットとは?
オンチェーンでは取引量が増えるほど渋滞し、取引に時間がかかります。
取引に時間がかかるほど手数料が上がる仕組みなので、たとえ同じ相手と取引を繰り返したり、連続して送金する場合にも、手数料を払い続ける必要がある点がデメリットです。
例えばビットコインをオンチェーン取引する場合には、1ブロックの承認に10分以上かかります。
渋滞が渋滞をうみ、さらに手数料を増やしてしまうのは、ユーザーにとって大きな負担になるでしょう。
取引に関する情報量が多いことがメリットでもあり、デメリットにもなりうるということです。
オフチェーンとは?→取引の最終結果だけをブロックチェーンに記録すること
オフチェーンとは、全てをブロックチェーン上に記録することなく、チェーン外の(チェーンからオフしている)場所で取引をするのが特徴です。
例えば、下記のような流れで取引があったとします。
- AさんからBさんへ4コインをあげた
- BさんからAさんへ2コインを返した
- AさんからBさんへ8コインをあげた
この場合、①〜③の流れの結果、Bさんの手元にはAさんから渡された10コインがあることになります。
ブロックチェーンには①と②の取引情報は記録せず、結果論である「AさんからBさんへ10コインが渡された」ことだけを記録するのがオフチェーンです。
オフチェーンのメリットとは?
ブロックチェーンでは取引数が増えるほどに、取引承認が遅延したり、送金にかかる手数料が大きくなってしまったりします。
そこでオフチェーンでは、取引を何度繰り返しても、最終的な結果だけをブロックチェーンに記録するだけなので、オンチェーン特有の問題を解消できます。
仮想通貨取引においてはオンチェーンでの取引量が問題を引き起こしているため、うまくオフチェーンを活用することで手数料や取引時間をおさえられるというメリットがあります。
オフチェーンのデメリットとは?
オフチェーンは直接ブロックチェーンへ取引記録を残さないため、ユーザーにとっては快適な取引がしやすくなりました。
オンチェーンだけでは取引のたびにかかる手数料や時間が不満になりやすく、仮想通貨から花江る人も珍しくなかったため、画期的な取引方法として扱われています。
ただしセキュリティ面は、オフチェーンを扱う取引所の安全性に依存する点には注意です。
怪しげな取引所は利用しないなど、ユーザーが各自で注意をはらわなくてはいけない点がデメリットです。
オフチェーンでNFTが盗まれてしまうなどの被害は出ているので、初心者が利用するときには必ず信頼性の高い大手取引所を選びましょう。
ブロックチェーンとは?オンチェーンとオフチェーンを使い分けよう
ブロックチェーンはオンチェーンとオフチェーンを使い分けることによって、効率的に取引を楽しめるようになります。
オンチェーンとオフチェーンどちらにもメリットとデメリットがありますが、どちらも一度使ってみた方が感覚を掴みやすいです。
ぼくがおすすめする仮想通貨取引所「コインチェック」については別記事で詳しくご紹介しました。
仮想通貨やNFT取引に興味がある人は、あわせて知識をつけてみてください。
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