NFTと仮想通貨って同じなの?
よく分からないから知りたい。
このような疑問を解決します。
本記事の内容
- NFTとは?作られ方を解説
- 仮想通貨とは?
- NFTと仮想通貨の共通点とは?
- そもそもNFTとは?NFTと仮想通貨の違い
- NFTと仮想通貨の違いは「作品の価値」か「通貨そのもの」か
本記事の信頼性
本記事を書いている僕は独立して10年目になります。趣味が仕事になり、今では月8桁以上を稼げるようになりました。
この記事では、NFTや仮想通貨に興味のある方に向けて、違いや共通点をご紹介します。
それぞれの特徴をつかんで、ぜひデジタル資産の活用を楽しんでください。
本記事でわかること
- NFTと仮想通貨の違い
- NFTと仮想通貨の共通点
- NFTで言う「価値」とは?
混合されやすい「NFT」と「仮想通貨」ですが、両者は全くの別物です。
とはいえ、根強い関連性があるのは事実だからこそ、混合されてしまいがちというもの。
結論「NFT」とは、特定の「仮想通貨」を使って購入できるデジタル商品のことです。
つまり、NFT自体は仮想通貨ではありません。
しかし、NFTもデジタル資産として売買取引をされることで、まるで仮想通貨の売買取引時のように、利益や損失を生み出すことがあります。
もくじ
NFTとは?作られ方を解説
NFTは主に、デジタルコンテンツに紐付けされる「価値」をのようなものです。
NFTになったデジタルコンテンツは、「NFTアート作品(クリプトアート)」などと呼ばれます。
NFTアートとクリプトアートとは?
- NFTアートとは、作品をNFT化したもので「NFTになっているアート」
- クリプトアートとは、「作品に暗号が入っているものや、ブロックチェーン技術を上手に使ったアート」
ブロックチェーン技術とは、取引の履歴を暗号技術によってチェーンのように1本に繋げて保存する技術のことです。
現在では「NFTアート」と「クリプトアート」は同じ意味で使われつつあります。
例えば、一見するとただのデジタルアートでも、アートがNFT化されていれば、それにはNFTとしての価値がついていることになります。
どんな絵でも、デジタル化してNFTにすることが可能です。
ただし、NFT自体は通貨ではなくあくまで作品に付随するものなので、お金のように利用することはできません。
仮想通貨とは?
仮想通貨は、デジタルの形で存在する通貨(暗号資産)です。
物理的に存在する日本円や米ドルなどとは違い、手で触ることはできません。
お金として使える楽天ポイントやTポイントのようなものとも違いますが、仮想通貨は日本円や米ドルなどと相互に交換できます。
電子的に記録され国際的に取引ができる通貨ですが、日本円などの法定通貨ではないため、利用目的に対する需要供給によって、価値が変わると言われています。
「交換所」や「取引所」と呼ばれる暗号資産交換事業所から、仮想通貨を売買することができます。
NFTと仮想通貨の共通点とは?
NFTと仮想通貨の違いについて紹介する前に、共通点についておさえておくと分かりやすいです。
- どちらも記号であり暗号として保存されている
- どちらもデジタルである
- どちらもブロックチェーン上で発行されている
それぞれ説明します。
NFTと仮想通貨の共通点①:どちらも記号であり暗号として保存されている
NFTはもともと「Non-fungible Token」の略で、直訳すると「代替え不可能な記号」です。
一方で仮想通貨は「暗号資産」と呼ばれることもあり、記号として暗号になっている点でNFTと同じです。
どちらも単なるデータではなく、記号として保存されてます。
NFTと仮想通貨の共通点②:どちらもデジタルである
NFTも仮想通貨も、デジタル上で活躍するものです。
NFTは物理的なものに対しても活用することはできますが、あまり効果を発揮できないケースが多いです。
デジタル資産や、デジタルアートの分野でこそ、NFTの本領を発揮します。
そして何より、NFTそのものはあくまでデジタル上の存在であり、物理的に手で触れることはできません。
仮想通貨も、最近でこそ現金を使うように買い物にあてられるなど、かなり身近な存在になりました。
とはいえ、仮想通貨そのものに形があるわけではなく、あくまでデジタル通貨です。
どちらもデジタルの存在であるという共通点があります。
NFTと仮想通貨の共通点③:どちらもブロックチェーン上で発行されている
仮想通貨(暗号資産)とNFTはどちらも、ブロックチェーン上で発行される点で同じです。
ブロックチェーンとは?
- 暗号技術によって取引履歴を1本の鎖上に記録し続けることで、取引履歴を正確に保存するシステムのことです。
- 取引履歴を一本化することにより、一つの取引内容を改ざんしようとした場合、その取引以降の情報についても全て書き換える必要があるため、データ改ざんや破壊が難しいという特徴があります。
そもそもNFTとは?NFTと仮想通貨の違い
NFTと仮想通貨の最も大きな違いは、「代替えが可能かどうか」です。
- NFT:代替え不可能
- 仮想通貨:代替え可能
でも、「代替え不可能」と言われたところでピンとこない人も多いはず。
代替え不可能なものの例としては、下記のようなものがあげられます。
代替え不可能なもの例3つ
- 日程と座席が決まったライブチケット
- プロ選手のサインが入ったボール
- レオナルドダヴィンチの描いた「最後の晩餐」
簡単にいえば、「この世に一つしかないもの」は代替えが不可能なものになります。
例えば、いくつも同じものが同時製造されているボールは、他のボールと代替えは可能です。
一方で、ボールにサインが入っていれば、それには代替えができない価値が付属していることになります。
とはいえ、
「プロ選手のサインが入ったボールはいくつも存在するかもしれないじゃん」
同じ試合の同じ時間にサインをしてもらっていないなら、そのボールの価値は違うといえます。
「違う日程の違う座席のライブチケットでも、同じ値段なら交換することだってあるじゃん」
同じ日の同じ座席に座れる人は1人だけなので、そのチケットの価値自体は唯一無二といえます。
NFTでは製造されたタイミングも価値の1つとして刻まれる
NFTでは、NFT作品が製造されたタイミングから価値として、NFT上に記録されます。
普段「価値」と言うと、「高いお金になるもの」とか「普通とは違うもの」などの意味として使われがちです。
ただし、NFT上で「価値」というと、どちらかというと「記録」に近い意味で使われています。
例にしてご紹介しましょう。
例えば、アーティストのAさんが生まれて初めて作った「商品R」があったとします。
「商品R」が作られたタイミングは、2022年2月10日の13時1分1秒でした。
この場合、「商品R」をNFT化することにより、ブロックチェーン上には「商品が作られたタイミング」が情報として記録されます。
そしてアーティストAさんはその1秒後である、2022年2月10日の13時1分2秒に、「商品R」と見た目の同じ作品を、もう一つ作ったとします。
NFT化することにより、「作られたタイミング」は、新しく作られた商品上に情報として記録されます。
どちらの記録も、それぞれのNFT商品上に情報として記録された「価値」です。
この「価値」は、たとえ高く売れると評価されるものでなくても、「価値」と呼ばれます。
なぜなら、1つ目に作られたNFT商品と、2つ目に作られたNFT商品は、持っている情報が1秒ぶん違うため、唯一無二であると考えられるからです。
NFTの「価値」に高い値段が付くこともある
NFTの「価値(記録)」は本当に、「高い値段がつく」という意味での「価値」になることがあります。
例えば、一般人の子供が描いてNFTにされたデジタルアートを、ある有名な俳優が気まぐれで購入したとします。
俳優がその後、別の誰かにそのNFTを売るとなった場合、ファンの人たちはこぞって俳優からNFTを購入したがるでしょう。
NFT上にはその俳優が所有者だったというデータが残り続けるため、そのNFTを欲しいと思う人が多いほど、価値が高いものとして高い値段で売買され続ける、という仕組みです。
NFTと仮想通貨の違いは「作品の価値」か「通貨そのもの」か
NFTはそもそも通貨ではなく、作品に付属するものです。
価値を証明するのがNFTで、取引を行う通貨なのが仮想通貨だとおさえておきましょう。
今回は以上になります。
NFTを始めたい方へ
「仮想通貨やNFTを始めてみたい」という方は、NFTとは?初心者でもわかるよう簡単に解説!特徴や将来性も確認で詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
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NFTとは?初心者でもわかるよう簡単に解説!特徴や将来性も確認